
ゲリラ豪雨対策、着々と前進!
狭い範囲に短時間で大雨をもたらす局地的な豪雨が、
近年全国各地で多発しています。
2年前には、神戸市都賀川で豪雨によって発生した
鉄砲水で学童保育の2児を含め5人が亡くなりました。
警報装置が街にやって来た!
横浜市でもこの事故を教訓に、昨年には、事故防止の
ため警報装置が11か所に設置されました。
泉区内では、和泉川の「地蔵原の水辺」、阿久和川の
「ふれあいのまほろば」など4親水施設に設置すること
ができました。
警報装置は、大雨注意報発令時に赤色灯が回転。
大雨・洪水注意・警報で赤色灯と音声で警告し、避難を
促します。
楽しい川、危険な川
かつて、げんなみ市議は、「まほろば」上流の水路から
基準を超えるPCBが検出された際、住民の皆様と力を合わせ、
横浜市初の住民発意による浄化施設(PCBの除去)の設置を
実現しました。
これにより人や多くの生物の安全性が確保されました。
同様に、ゲリラ豪雨の時には、楽しい川が、あっという間に、
一転して危険な川に変わります。
この視点を忘れず、更に豪雨対策に取組みます。
豪雨に「貯留」が最も効果的
泉区では、平成16年の台風や17年の集中豪雨などにより、
浸水被害が発生。
その対策を求めてきましたが、中田東第2雨水幹線や既存水路の改修、公園等を利用した雨水調整池
を整備することにより被害軽減を図ることになりました。
現在、着々と整備が進められています。
18年以降には、泉が丘中学校・しらゆり公園など区内7ヶ所に、集中豪雨に最も効果的な貯留施設を
整備しました。
境川流域における区内の貯留浸透施設は、学校・公園53か所に貯留施設を整備、既設の雨水調整池
12か所を改良したほか、雨水浸透枡約2,000個を設置し、約76.000立方メートルの貯留量を確保しました。
避難対策
避難対策も重要です。政府は、ゲリラ豪雨に対応するレーダー(XバンドMPレーダー)を開発。
その活用が待たれます。しかし、警報を出しても住民が避難しない現状が指摘されています。
啓発が更に必要と思われます。
また、地デジが全国普及した際、データ放送を使って情報を発信することも検討されていますが、
その際、高齢者や障害者などの災害時要援護者への対策も大きな課題です。
時間50ミリ対応の見直しなど含め、様々な課題解決に向け、国会議員とも連携を図り対策を進めて
まいります。
今後もたゆむことなく「地域の声」に耳を傾け、安心、安全の街づくりに力を注いでまいる決意です。
